塗装箇所のご紹介【 軒天 編】
今回から更新頻度を徐々に上げつつ、外壁塗装における項目の紹介・説明をしていこうと思います!!
今回はタイトルの通り【 軒天 】の説明です。
【 軒天 】とは、屋根が外壁よりはねだしている部分の天井を指します。
役割としては、屋根の裏側からの雨水の浸入防止や、屋根の裏地・下地が見えないようにする外観保持の役割もあります。
しかし、重い素材だと屋根に重量的な負担がかかるので、軽量の素材が好まれます。
素材としては、築年数の古い家屋ではベニヤが採用されることが多くありました。
薄いベニヤなら軽量にもでき、なにより安価だったことが一番の理由でもあります。
しかし、ベニヤは耐水性・耐火性が低いことが欠点でもありました。
そんな欠点を補える素材が、近年もっとも使われている【 ケイカル 】です。
ケイ酸質・消石灰・補強繊維を混ぜた材質で、特徴として
・不燃性である
・耐水性にすぐれる
・安価
・衝撃によって割れてしまう事もあるが、その箇所だけをすぐに張替えられる
等の優れた性質を持っています!!
そんなケイカルでも耐水性の向上や、美観性アップのために塗装メンテナンスは必要です。
また、耐水性は必要であっても、密閉していれば良いという訳ではなく、空気の循環は必要です。
元から穴の開いている【 有孔ケイカル 】や、【 金属製の通気口 】を取り付けて、
屋根内部に籠った湿気を外に逃がす働きがあります。
「家が呼吸する」というふうな表現をしたりしますが、こういった部分でも適度な換気は必要なんですね。
この通気口も金属製でサビてしまうため、サビ止めも含めた塗装のメンテナンスを外壁塗装と一緒に行うことをオススメします!
少しでも皆様の「軒天とは?」という疑問を解決するお手伝いが出来ていたら嬉しいです。
これからも、外壁塗装における見積項目の紹介・説明をしていきますので、皆様のご参考になればと思います。